ドール買取 ドールのカスタム方法と初心者でも分かる基礎知識

女の子なら誰もが通過するお人形遊び。そんな人形がここまで進化しています。

ここでは、進化した現代の人形「ドール」の説明と、その楽しみ方をお伝えします。

ドールの起源はフランス人形

ドール(doll)は人形という意味。雛人形やフランス人形など、

きらびやかな衣装をまとわせた人の形をした置物から、

リカちゃん人形などの子ども用おもちゃが思い浮かびますが、

ここで挙げるドールはフランス人形等のビスクドール(陶製焼き物)に由来します。

ビスクドールは19世紀にフランス・ドイツで多く作られた豪華な衣装をまとった人形です。

100年以上前からある人形なので、アンティークドールとも呼ばれます。

このイメージを保ったまま、関節部分を球体にすることで色々なポーズを

させるようにして作られているのが、現代のドール、「球体関節人形」です。

ドールは現代文化に呼応するように進化し、アニメキャラクターを具現したものや、

どこかサブカルチャーを彷彿させるファッションを施したものも多いです。

一方で、フランス人形の系統をそのまま引き継ぎドレッシーな衣装をまとわせたものも好まれます。

制作している会社によって、ドールの表情などに特徴があり、各々で好きなものを選ぶことができます。

球体関節人形は英語表記でBall Jointed Dollと言い、ドール愛好家の中ではBJDと愛称されます。

同様に、SDと呼ばれるのはSuper Dollfie(スーパードルフィー)といって、

現代ドールの草分け的存在のボークス社から販売されている商品の事を言います。

ドール=BJD、BJDの一種がSDとなります。

 

人気ドールシリーズのスーパードルフィー

ドールは様々な会社が販売しており、それぞれ好みによって選んでいただきたいのですが、

その中でも洗練され人気のあるドールの一つであるスーパードルフィーについて、ここでは扱っていきます。

スーパードルフィーは1999年にボークス社によって発表されました。

ボークス社は1972年に創業し、プラモデルから作り始め、後フィギュアや鉄道模型なども販売しています。

スーパードルフィーは、全体的に透明感があり洗練された雰囲気のあるドールで、

大人が好みそうな哀愁も漂わす表情をしています。

ドールは90年代に世界的に広まったと言われていますが、

スーパードルフィーの発表はその中でも画期的だったようです。

スーパードルフィーには、スタンダードモデル、フルチョイスモデル、

コーディネートモデル、ワンオフモデル、限定モデル、

Dear SD、PSビスク OOAK モデル、アダプションモデルといった8種類の購入方法があります。

ボディーパーツからウィッグ、ドレス、素材等をどう選ぶかによって、

この8種の購入方法に分かれていきます。

スタンダードモデルは、購入後に自分でカスタマイズするのを

目的としている商品なので、ネットですぐに購入できます。

限定モデルはそれとは対象的にアニメキャラクターなど

完成されたコーディネートが施されおり、こちらもすぐに購入できます。

その他の6種はどれもお披露目会で様々にお気に入りを選んで購入する形になります。

ドール愛好家は、この購入するという行為を「お迎えする」と表現します。

ドールを愛でて敬っているのが伝わる表現ですね。

ボークス社では、2003年にドルフィードリーム(DD)という商品も発売しています。

アニメやゲーム、マンガなどの二次元のキャラクターを三次元に引き入れるという

コンセプトのもとに生まれた商品で、スーパードルフィーに比べると、

目や口がイラスト表現になっています。

より可愛らしいドールで小さなお子さんに好まれそうな顔つきをしています。

 

懐かしいドールのネオブライス

ボークス社以外にも、ドールは多くのメーカーによって販売されています。

日本社が主流ですが、韓国や中国、台湾でも盛んです。

その中でも異色の経歴を持っているのが、タカラトミー社から

2001年に発売されたネオブライスです。

この商品はもともとアメリカのアリソン・キャツマンにより

1972年に生み出された着せかえ人形でした。

しばらくして、市場で見かけなくなりましたが、

2000年にブライスの写真集が出ることによって再注目され、

クロス・ワールド・コネクションズ(CWC)プロデュースで、

日本のタカラトミー社からネオブライスが発売されました。

ちなみにネオとは復活という意味で、デザインも現代に合わせて少し

変わっていますが、ブライスの特徴的なデザインである頭部が

異様に大きい三頭身など全体的な印象は残っています。

ネオブライスの面白いところは、頭がグレープフルーツ大なのに対し、

身体がリカちゃん人形とほぼ同サイズなので、

リカちゃん用のドレスも着せて楽しむことができるということです。

また、歴史もあるので親子二世代の愛好家も

いるのが特徴的なドールと言えるでしょう。

ドールはカスタムして楽しむ

従来の人形は、フランス人形のようにインテリアとして飾って愛で、

リカちゃん人形のように着せ替えをするなどして楽しむ「お人形遊び」の

おもちゃのイメージでしたが、ドールはその両方の特徴を合わせたもののように捉えられます。

ドールはその見た目のかわいらしさや美しさもさることながら、

ポージングが幅広かったり、メーカーによっては髪や目を

取り替えてカスタムすることが出来たりします。

髪はウィッグ(かつら)の状態になっているので、

付け替えることで髪型と髪色を変化させることが出来ます。

目はドールの頭部分を開いて交換をします。

ガラス製やシリコン製を選んだりして、色も様々にカスタマイズ出来ます。

また、販売の段階でメイクも様々に選べ、逆に購入後に

自分で施しなおすこともできますし、はなからメイクをしてないものを購入して1からメイクを施すこともできます。

また、着せる服も作って楽しむ方も多いです。

つまり、ドールは本体があれば自分で無限大にカスタムが可能なのです。

こういった特徴から、「カスタムドール」「ファッションドール」と呼ばれることもあります。

大きさは、大きく分けて60cm、40cm、30cm以下と3つに分けられます。

価格は大きいものから4~10万円、3,000~3万円、1万円以下となります。

価格はやはり“大人”ですが、先にも述べたように、

一体で無限の楽しみ方があるので、十分満足できる価格でもあります。

パーツも販売元の会社からプラスで購入して、

さらにオリジナルあふれるドールを“育てる”ことが出来ます。

ここで“育てる”という表現を使いましたが、やはり愛好家の間で

このドールをカスタムしていくことを、「成長する」と表現します。

子供の頃に、人形やぬいぐるみにあたかも魂が宿っているように扱ってきたことがある人も

少なくないのではないでしょうか?そういった気持ちをいつまでも忘れずに楽しむのも趣がありますね。

また、このカスタマイズはドール本体に限らず、

その背景を制作して写真に収める楽しみ方もあります。

しかしながら、シルバニアファミリーなどと比べ、

ドールは全体的に大きいからか、ハウスはあまり存在していません。

その代わり、ドールに対して大きさは小さいながらも

イメージに合ったバックとして飾れるハウスは見受けられます。

ドールは、カスタム次第で千差万別。販売されているものでも、

全く同じドールは存在しないと言っていいくらいです。

世界に一つしか無いドール。

あなたの家に眠っている愛らしい女の子、

男の子はもしかしたらかなりの高値になるかもしれません。

成長したあなたの大切なお友達を売りに出してみるのも一つの選択肢です。

まさに「可愛い子には旅をさせよ」。

 

greenstyle(グリーンスタイル)では買取を受け付けています。

お気軽にご利用くださいませ。