『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』について

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、富野由悠季による小説を原作とし、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の続編として位置づけられる作品です。本作は、宇宙世紀0105年を舞台に、主人公ハサウェイ・ノアが地球連邦政府に対する反乱組織「マフティー・ナビーユ・エリン」のリーダーとして活動する姿を描いています。アニメーション映画としては2021年に第1作が公開され、3部作として展開される予定です。

ストーリーの概要

『逆襲のシャア』から12年後の宇宙世紀0105年。地球連邦政府は腐敗が進み、特権階級が地球の豊かな環境を独占する一方で、多くの人々が宇宙へ強制移住させられていました。こうした状況に反発し、反政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」が結成され、そのリーダーである「マフティー」は、地球連邦政府の要人を暗殺し、軍事行動を展開することで体制の変革を試みます。しかし、「マフティー」の正体は、かつてブライト・ノアの息子として連邦軍に属していたハサウェイ・ノアでした。

ハサウェイは、シャア・アズナブルの思想に共鳴し、腐敗した政府の変革を目指しますが、その道のりは決して平坦ではありません。地球連邦軍は、特殊部隊「キルケー部隊」を編成し、マフティー討伐を開始。その中には、ハサウェイの前に立ちはだかる優秀な連邦軍パイロット、ケネス・スレッグがいました。また、物語の鍵を握るミステリアスな少女、ギギ・アンダルシアとの出会いも、ハサウェイの心を揺さぶる要因となります。

登場モビルスーツ

本作では、宇宙世紀0100年代の最新鋭モビルスーツが登場します。ハサウェイが搭乗するΞ（クスィー）ガンダムは、ミノフスキー・クラフトを搭載したモビルスーツで、飛行能力を持ち、圧倒的な戦闘力を誇ります。一方で、連邦軍側のペーネロペーもまた、同様の機構を備えた強力な機体であり、ハサウェイとケネスの戦いを象徴する存在となっています。両機の空中戦は、本作の見どころの一つです。

映像作品としての特徴

『閃光のハサウェイ』は、最新のアニメーション技術を駆使し、リアルなモビルスーツ戦や緻密なキャラクター描写が特徴です。特に戦闘シーンでは、重量感のあるモビルスーツの動きや、爆発の迫力が徹底的に追求されており、従来のガンダムシリーズとは一線を画する映像表現がされています。また、ハサウェイの心理描写も丁寧に描かれ、単なる戦争映画ではなく、一人の青年の葛藤を描いた重厚なドラマとしての側面も持っています。

主題歌と音楽

本作の主題歌には、Alexandrosの「閃光」が採用され、疾走感あふれる楽曲が作品のテーマと見事にマッチしています。さらに、劇中音楽は澤野弘之が担当し、緊張感のあるシーンや壮大な戦闘シーンを彩る楽曲が印象的です。

作品の意義と今後の展開

『閃光のハサウェイ』は、宇宙世紀シリーズの中でも特にシリアスなストーリー展開を持ち、戦争と理想の狭間で苦悩する主人公の姿を描いた作品です。原作小説は三部構成となっており、映画も三部作として予定されているため、今後の続編ではハサウェイの運命がどのように描かれるのかに注目が集まっています。

本作は、従来のファンだけでなく、新たな世代の視聴者にも訴えかける魅力を持ち、ガンダムシリーズの中でも特に深いテーマを持つ作品として評価されています。

メッサーF01型について

このガンプラのモデルになった機体についても少し書いていきますよ(^^)

メッサーF01型は、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する反地球連邦政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」が運用する量産型モビルスーツ（MS）です。ジオン系MSの流れを汲んだ機体であり、重厚な装甲と高い戦闘能力を兼ね備えています。

本機は、地球連邦軍のジェガンを上回る性能を持つことを目的として開発され、特に陸戦での機動性や耐久性を重視した設計がなされています。大型の機体ながら、各部のスラスターを活用することで高い運動性を発揮し、森林や市街地といった様々な戦場での運用が可能です。

武装は、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、シールドを標準装備し、オプションとしてミサイルランチャーなどの追加兵装も使用可能です。劇中では、マフティーの部隊がこの機体を駆り、連邦軍のモビルスーツ部隊やペーネロペーと交戦しました。

メッサーF01型は、ジオンの技術を取り入れつつも、マフティー独自の戦闘思想に基づいた設計となっており、物語の中でマフティーの戦力として重要な役割を果たしています。

HG 1/144 メッサーF01型について

で、最後にこのガンプラその物について書いていきます(^^)　HG 1/144 メッサーF01型は、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する反地球連邦政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」の主力モビルスーツ、メッサーF01型を1/144スケールで立体化したガンプラです。重厚感のあるフォルムや独特なデザインを忠実に再現し、劇中の存在感をそのまま再現した仕上がりとなっています。

キットの特徴

本キットは、HG（ハイグレード）シリーズの最新フォーマットを採用し、洗練されたパーツ構成と広い可動域を実現しています。メッサー特有の大型のボディをしっかりと再現しつつ、関節部分の設計によりダイナミックなポージングが可能です。全体のシルエットは、ジオン系MSの影響を受けたデザインを踏襲しながらも、近代的なアレンジが加えられています。

特に、胸部や肩部の装甲は厚みのあるパーツで構成され、劇中の重厚な雰囲気を忠実に再現。脚部には大きなスラスターが備わっており、陸戦用MSでありながら高い機動力を持つことがわかるデザインになっています。また、背面のバックパックは、スラスターとディテールが細かく作り込まれ、戦場での機動力を強調する仕上がりです。

可動域とギミック

HGシリーズの最新技術が投入されており、腕部・脚部の関節には広い可動域を持たせ、様々なアクションポーズを取ることが可能です。特に、肩部の装甲が独立して動くことで、腕の可動範囲が広がっており、ビーム・ライフルを構えるポーズなども自然に決まります。脚部の関節も大きく曲がる設計になっており、大地を踏みしめるような力強いポージングが可能です。

また、メッサーの特徴的なシールドは、前腕に装着するタイプで、角度を調整できるため、防御や攻撃のシーンをリアルに再現できます。

付属武装

HG 1/144 メッサーF01型には、以下の武装が付属しています。

• ビーム・ライフル：シンプルながら威力のある武器で、メッサーの基本装備。両手で構えることも可能。
• ビーム・サーベル：クリアパーツを使用したサーベルが2本付属し、格闘戦の演出が可能。
• シールド：大型のシールドは防御力を高めるだけでなく、迫力あるポージングを演出できる。

塗装・成形色

キットは成形色で劇中のカラーリングを再現しており、素組みの状態でも設定に近い仕上がりになります。特に装甲部分の色分けは細かく、パーツごとに異なる成形色が使われているため、塗装をしなくてもリアルな見た目が楽しめます。もちろん、スミ入れや部分塗装を施すことで、より精密な仕上がりにすることも可能です。

総評

HG 1/144 メッサーF01型は、劇中の重厚感あるデザインを見事に再現しつつ、最新の可動技術によってアクション性も高いキットとなっています。大型の機体ながらポージングの自由度が高く、さまざまな戦闘シーンを再現可能。『閃光のハサウェイ』ファンや、ジオン系MSのデザインが好きな人にとって、満足度の高いガンプラといえるでしょう。